上田百寧 ベンチプレス175kgは本当?やり投げ界フィジカルモンスターの実力

「女子やり投げ選手がベンチプレス175kg?嘘でしょ?」

そんな声がSNSで飛び交うほど、上田百寧選手の圧倒的な筋力が話題になっています。

体重約60kgの女性が175kgものバーベルを挙げる姿は、まさに「規格外」の一言。

でも、これって本当の話なんでしょうか?

今回は、やり投げ界のフィジカルモンスターと呼ばれる上田百寧選手の驚異的な身体能力について、徹底的に調べてみました。

目次

上田百寧 ベンチプレス175kgの衝撃映像が証明する実力

結論から言うと、上田百寧選手のベンチプレス175kgは紛れもない事実です。

2023年5月に放送されたRKB毎日放送の特集番組「セイコー・ゴールデン・グランプリ」では、実際に175kgのバーベルを挙上する映像が公開されました。

番組内で野口安忠コーチ(福岡大学)も「ベンチプレスも170キロ近くあげている」とコメントしており、実際の映像では175kgという驚異的な重量を持ち上げる上田選手の姿が映し出されています。

なぜこんなに話題になったのか?

一般的な女性のベンチプレス平均重量は約20kg、男性でも45.5kg程度とされています。

WELLULUによると、男性でもベンチプレス100kgを持ち上げられるのは全体のわずか10%程度。

つまり、上田選手の175kgという記録は。

  • 一般女性の約8.7倍
  • 一般男性の約3.8倍
  • 筋トレ上級男性でも困難なレベル

これだけ見ても、いかに異次元の数値かがわかりますね。

上田百寧 ベンチプレスがやり投げに与える驚きの効果

「でも、やり投げにベンチプレスって関係あるの?」

そんな疑問を持つ人も多いでしょう。

実は、この疑問にはしっかりとした科学的根拠があります。

やり投げに必要な筋力とは

投てき競技の研究によると、やり投げの競技力向上には以下の要素が重要とされています。

  1. 上肢の筋力(胸筋、肩、腕など)
  2. 体幹の安定性
  3. 爆発的パワー発揮能力

特に、ベンチプレスで鍛えられる大胸筋や三角筋、上腕三頭筋は、やりをリリースする際の「押し出す力」に直結します。

国士舘大学の研究では、投擲距離とベンチプレス重量に相関関係があることが報告されています。

怪我からの復帰で筋力に特化

上田選手がこれほどまでの筋力を身につけた背景には、2022年の世界陸上直前に負った左膝前十字靱帯の部分断裂があります。

手術後のリハビリ期間中、走ることができない約4か月間に集中的にウェイトトレーニングに取り組んだ結果、この驚異的な筋力を獲得したのです。

リハビリでは上半身を徹底的に鍛えた。綱登りなどに加え、ウエートトレーニングにも精力的に取り組み、ベンチプレスは故障前から15㌔増の175㌔、フルスクワットも同じく10㌔増の185㌔と驚異的な数値をたたき出すようになった。
引用元:西日本新聞

上田選手自身も「やり投の技術的なところは少し苦手なので、そこをカバーするためにも筋力でカバーみたいな感じで」と語っており、意図的に筋力強化に特化したトレーニングを行っていたことがわかります。

上田百寧 ベンチプレス以外の身体能力も規格外だった

フィジカルモンスター

175kgのベンチプレスだけでも十分驚異的ですが、上田選手の身体能力はそれだけではありません。

その他の驚異的スペック

  • フルスクワット: 185kg
  • 体重: 約60kg(身長160cm)
  • ロープクライミング: 腕の力だけで可能
  • 握力: 本人曰く「弱い」が一般的には十分強い

これらの数値を見ると、まさに「フィジカルモンスター」という称号がぴったりですね。

まるでピカチュウ並みだね~

最新の競技成績との関係

この圧倒的な筋力は競技成績にも確実に反映されています。

  • 2025年アジア投てき選手権: 62.20m(自己ベスト更新・3連覇)
  • 2024年パリオリンピック: 61.64m(10位入賞)
  • 従来の自己ベスト: 61.75m(2021年)

筋力強化により、着実に記録を伸ばし続けているのが分かります。

上田百寧 ベンチプレス175kgを支える日々のトレーニング

イメージ画像

これほどの筋力を維持するために、上田選手は日々どんなトレーニングを行っているのでしょうか?

筋力トレーニングへの取り組み

野口コーチによると、上田選手は現在でも週に数回、集中的なウェイトトレーニングを実施。特に:

  1. ベンチプレス(175kg達成済み)
  2. フルスクワット(185kg)
  3. 各種補助トレーニング

コーチ自身も「たまに一緒にウェイトトレーニングするんですけど、負けますもんね」と苦笑いするほど。

技術と筋力のバランス

ただし、上田選手自身は「やり投の技術的なところは少し苦手」と認めており、筋力に頼りすぎないよう技術面の向上にも取り組んでいます。

筋力だけでは限界があることを理解しつつも、現時点では持ち前のフィジカルを最大限活かす戦略を取っているようですね。

まとめ:上田百寧のベンチプレス175kgが示す可能性

上田百寧選手のベンチプレス175kgは、決して誇張でもフェイクでもない、紛れもない事実です。

怪我という逆境を、逆に筋力強化のチャンスに変えた彼女の取り組みは、多くのアスリートにとっても参考になるはず。

現在開催中の東京2025世界陸上でも、この規格外の筋力がどんなパフォーマンスを生み出すか注目が集まっています。

「女性だから」「体重が軽いから」といった固定概念を打ち破る上田選手の存在は、スポーツ界全体に新たな可能性を示してくれているのかもしれませんね。

今後も、この「フィジカルモンスター」がどこまで記録を伸ばしていくのか、そして世界の舞台でどんな活躍を見せるのか、目が離せません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次